これから公務員を志望する皆さんへ【公務員の現実】

お久しぶりです。
入庁から1ヶ月半ぐらい経ちました。
実際に公務員として働き、気付いたことやイメージと違ったこと等を挙げていきます。

①様々な年齢の同期がいる
民間企業は基本的に新卒のみを採用しています。
そのため、同期の新入社員は大学や大学院を卒業したばかりの人が多いはずです。
しかし、公務員の場合、要件を満たせば誰でも採用試験を受験でき、合格することもできます。
そのため、新卒のみならず、社会人経験者も同期になります。
私の自治体は、半数以上が前職有りの新人職員です。

②初めての配属先はほぼ適当
もしかしたら自治体によって配属先の決め方は異なると思います。
しかし、周りの公務員友達は「まさか自分がこの部署に配属されるとは思わなかった」と言っています。
採用面接等で希望配属先を聞かれるところもありますが、不人気の部署を希望した場合以外では、まず希望配属先に採用されることはないです。
私も、学んできた学問や希望したところとは全く関係ない部署でした。
しかし、技術職は別です。
技術職で採用された人は、学んできた学問を使う部署に配属になります。

③民間企業と比較して、研修が適当
民間企業だと1ヶ月~6ヶ月の研修期間を経て、配属されると思います。
しかし、公務員の場合、新規採用職員の研修は1週間程度です。
夏や秋にも、新規採用職員向けの研修が1週間程度あります。
内容は公務員として基本的な内容です。
部署によって仕事内容が大きく異なるので、実務についてはOJTで学びます。
研修を通じて同期と仲良くなるのは難しいです。
民間企業に就職した友人たちは、研修等で同期と行動する機会が多く、よく飲み会をやっているそうです。
羨ましいです。

④規模の小さい自治体だと、配属先に新人が1人だけのことがある
採用人数が少ない自治体だと、各部署に新人を1人ずつ採用することがあります。
私のところは採用人数が少ないので、各部署に新人が1人ずつ配置されています。
しかし、同期が同じ部署にいないと寂しいです。

⑤新人が最初にやること
配属先が発表されたら、まず配属先へ挨拶に行きます。
その際、いきなり翌日以降にやるべきことを教えられます。
内容は配属先に依りますが、一般的な内容を挙げます。
1つ目は、事務机拭きです。先輩職員の机も拭きます。
2つ目は、湯沸かしです。先輩職員がコーヒーやお茶を飲むためです。ポットに水を入れて沸かします。
3つ目は、業務準備です。ロッカーの鍵を開けたり、業務に必要なモノを出したりします。
4つ目は、挨拶です。もしかすると、これが一番重要かもしれません。前に、私の部署にお使いに来た他部署の同期が挨拶しなかったところ、先輩職員から「あいつは挨拶しない奴なのか。一体どこの部署なのか。役所の職員としてけしからん。」と陰口を叩かれていました。挨拶は忘れないようにしましょう。
5つ目は、昼ご飯の注文です。先輩職員によっては、仕出し弁当や店屋物を注文します。そのため、先輩職員に注文したい弁当等を聞いて、注文します。

⑥仕事をやる上でまずやること
先輩職員も新人にいきなり仕事を任せるのは酷だとわかっています。
そのため、初心者にでもできる仕事からまずやります。
例としては、文書整理や電話番です。
文書整理は、文書をファイリングしたり、仕分けしたりなどです。これはあまり難しくありません。先輩職員にやり方を教わればすぐにできます。
電話番ですが、これは人によって得意不得意があります。私はアルバイトで電話によく出ていたので、知らない人からの電話に出ることにあまり抵抗はありません。しかし、あまり電話に出たことがない人や知り合いからの電話しか取ったことがない人にはきついと思います。ただ、公務員として電話に出ることは基本です。今後、様々な人とコミュニケーションを取る上で、必要な能力です。積極的に電話に出ましょう。
「電話に出たら自分一人で全部答えなきゃいけない」と不安になる人もいるようですが、わからなければ、「調べてから折り返し電話します」と答えたり、わかる人に電話を変わってもらえば大丈夫です。新人のうちは先輩職員が助けてくれます。

⑦飲み会での上下関係が厳しい
学生時代の飲み会とは全く違います。
学生時代はのほほんと過ごせましたが、公務員になってからは常に周りに気を遣わなければなりません。
正直言って楽しくありません。
しかし、新人だからしょうがないと思ってます。
もしかすると、民間企業での飲み会も似たような感じなのだと思いますが、公務員の飲み会の様子を書いてみます。
まず、お店に入ったら、一番階級が上の人から上座(出入り口から遠い場所)に座ります。
新人は一番出入り口に近い場所に座ります。
乾杯の前に、まず一番下の者が目上の人にお酒を注ぎます。
乾杯後は、ビールがたくさん入ったビール瓶を持って、先輩職員に挨拶周りをします。
できれば、一番階級が上の先輩職員から順に挨拶しに行った方がいいです。
タイミングを見計らって行きましょう。
先輩職員によっては、日本酒を飲む方もいます。
そのときはビールではなく、日本酒を注ぎましょう。
そして、お話相手になってあげます。
片付けがある場合は、率先して新人が動きましょう。
以上のようなことをしないと、失礼になるみたいです。

⑧公務員は安定した職だが、最初のうちは給与が少ない
民間企業に就職した友人たちと比べて、2~3万円ほど月給が少ないです。
昇進しても、民間企業ほどの昇給は見込めません。
新規採用職員と主幹クラスの基本給の差は数万円ぐらいしかありません。
まぁ、主幹クラスは管理職手当てが付くのでもう少し差はあるのですが、基本給に大きな差はありません。
たくさんお金がほしい人は公務員に向きません。

⑨確かにクレーマーはいるが、民間企業に来るクレーマーと種が違う
アルバイト時代にもクレーマー対応をしたことがありますし、公務員になってからもクレーマー対応をたまにします。
よくよく考えると、両者に違いがあるように感じました。民間企業のクレーマーは、9割がきちんと何らかの正当な理由を持っています。1割は八つ当たりみたいなクレーマーです。役所のクレーマーはその反対です。ほとんどが八つ当たりや言い掛かりみたいなものです。

⑩地方公務員で、地元以外の自治体に入庁すると若干ハブられているように感じる
例えば、A市出身の人がB市に入庁するとします。B市役所職員の8割がB市出身、2割が他自治体だとします。役所内では、地元出身の職員が地元ネタで盛り上がったり、思い出話で盛り上がります。しかし、他自治体出身の職員にとってはかなり辛く、寂しいです。「あなたはA市出身だから、B市について知らなくてもしょうがないよねー」と言われてしまうので、ハブられているように感じます。